現役葬儀社員が教える終活ガイド

業界歴10年以上の現役葬儀社員が終活情報を発信します!

遺品整理のコツ:物の整理と思い出の保持を両立させる方法

大切な人が亡くなると、遺品整理はその後にやってくる難しい課題の一つです。物だけでなく、思い出や感情も絡んでくるため、なかなか取り組むのが難しいこともあるでしょう。しかし、遺品整理を避けて通ることはできません。この記事では、遺品整理の難しさについて理解を深め、物の整理と思い出の保持を両立させるためのコツをご紹介します。

 

遺品整理の難しさとは?

遺品整理は、物理的な整理作業だけでなく、感情的な側面も含まれます。亡くなった人との思い出やつながりが物に宿っているため、それらを整理することは心にも負担をかけることになります。しかし、整理を先延ばしにすることは、後々ますます困難になる可能性があることを理解することが大切です。

 

遺品整理の手順とコツ

遺品整理を進める際には、以下の手順とコツが役立つでしょう。

1.計画を立てる

まず、遺品整理の計画を立てましょう。整理の範囲や期間を決め、少しずつ進めるように心がけます。

2.感情を受け入れる

物の整理だけでなく、感情の整理も重要です。思い出が詰まった物に向き合い、感情を受け入れながら進めましょう。

3.整理の基準を設ける

どの物を残すか、どの物を手放すかの基準を設けることが大切です。物の価値や思い出の強さを考えて判断しましょう。

4.手放すことの意味を理解する

物を手放すことは、その人との縁を結びつける手段ではありません。手放すことで、その人の思い出を心にしっかりと留めておくことができます。

5.サポートを受ける

一人で遺品整理を進めるのは大変です。友人や家族、専門の業者のサポートを受けながら進めることで、負担を軽減できます。とくに遺品の分別や処理に関しては素人では難しい部分がありますので、専門業者に依頼するとよいでしょう。

思い出を残しながら心地よい暮らしを実現する方法

遺品整理を進める中で、大切なのは物の整理だけでなく、思い出を残すことです。思い出のある物を選んで保管することで、その人の存在を感じることができます。また、遺品整理を通じて生まれるスペースを使って、心地よい暮らしを実現することも可能です。整理された環境は心にもゆとりをもたらし、新しいスタートを切る助けになるでしょう。

遺品整理のプロ業者という選択肢

遺品整理は自分だけで行おうとすると、大変な作業量になります。直接ご自身がお住まいの家などなら少しずつ進めていくこともできるかもしれませんが、遠方に住んでおられるなどの場合はなかなか自分で行うのは現実的とはいえません。

思い出のために残しておく品はもちろんですが、その他の処分しなければならない品も多くでてくるでしょう。一説にはひとりが生活してきた場合トラック2台程度の品が出るともいいます。

家一軒分など大規模な遺品整理の場合はプロの専門業者への相談をおすすめします。見積もりは無料でできる所も多いですので、まずは相談してみるとよいでしょう。

 

まとめ

遺品整理は難しい作業かもしれませんが、その後の自分や家族のために必要なステップです。感情を受け入れながら、整理の手順とコツを守りながら進めていくことが大切です。

とはいえ、自分だけでは限界があります。お知り合いなどへ助けてもらうのも一つの手ではありますが、プロの専門業者へ依頼するのもよいでしょう。

思い出を保持しつつ、心地よい暮らしを実現する方法を見つけることで、新たな一歩を踏み出すことができるでしょう。遺品整理を通じて、大切な人との繋がりを心に留めながら、新しい未来を築いていきましょう。

次の記事ではプロの遺品整理業者へ依頼する際のポイントなどをまとめます。